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飛行機の貨物室



空港で実際に貨物の搭載業務をおこなっている方以外は、航空貨物関連会社で働いていても、普段はなかなか飛行機の貨物室を見る機会はありません。 貨物業界で働く人や荷主への参考のために写真をいくつか掲載しました。
まず、飛行機の大きさにより、貨物を人の手でバラ積みする方法と、コンテナーやパレットに貨物を詰めて飛行機に搭載する方法があります。 国際線や国内幹線は飛行機も大型を使用し、搭載や取り降ろしが短時間ですむコンテナーやパレットを使用するのが一般的です。 しかし、地方路線では旅客の需要により機材が決定され、小型機になれば貨物もバラ積みとなります。 
旅客機は通常、座席の床の下にある飛行機のお腹に当たるベリー・スペースに貨物と手荷物を搭載します。 一方貨物専用機は、このベリー・スペースと旅客の座席を取り払ったメインデッキに貨物を搭載します。 旅客機の後方座席の一部を外して貨物スペースにするコンビ機というものもあります。
コンテナーやパレットの種類は多数あり、使用するコンテナーやパレットの種類は、機種やメーカーによって異なり、また航空会社が独自に定める規定もあり、詳しくは各航空会社に問い合わせて下さい。 
今回は参考のためとして、B747-200LRの貨物スペースを紹介します。
このページに掲載された写真の無断使用は固くお断りいたします。


旅客機のB747-200LRの貨物スペースはベリー・スペースのみです。 貨物室は、バラ積みのバルク室、コンテナーやパレットを搭載する前方貨物室と後方貨物室の3ヶ所に分かれています。 コンテナー、パレット、バラ積み貨物の搭載位置は、航空会社のスタッフが貨物のウェイトと機体のバランスを考慮して決定します。
この写真は、前方貨物室の入り口から、機首方向を見たもの。 旅客の手荷物が入ったコンテナーも、ここに搭載されることもあります。
この写真は、後方貨物室の入り口から、バルク室の方向を見たもの。 旅客の手荷物が入ったコンテナーもここに搭載されることもあります。カーテンの先がバルク室。
バルク室。 ここに貨物や手荷物をバラ積みにします。 飛行中、貨物や手荷物が移動しないように、3枚のカーテンで仕切られております。 長尺物の貨物やサーフボードなどの手荷物、ペットもここ。 
前方貨物室と後方貨物室の床には、多数のローラーがあり、貨物が積まれたパレットは、ローラーの上を移動し、所定の位置に搭載され、飛行中移動しないようにストッパーで固定されます。
一見変な形をしたコンテナーも、こうして2個合わせると、飛行機のお腹の部分のスペースを無駄なく利用できる。 出っ張りがもう少し壁の方向に伸びているコンテナーもあります。
バルク室のドアーと後方貨物室のドアー。 コンテナーやパレットは、写真のようなハイリフト・リーダーを使って搭載、または取り降ろし。 バルク室へは、ベルトコンベアーで貨物や手荷物が送られ、中にいるスタッフが手で搭載していく。
これは貨物専用機のメインデッキ。 旅客機では通常座席、トイレ、ギャレーがあるが、すべてを取り外して、貨物の搭載スペースとしている。 3メートルの高さの貨物も大丈夫。 生きた牛や馬もここ。